種目別研修

 横浜市障害者スポーツ指導者協議会では、「障害者スポーツ」を正しく理解していただくために
年2回、5月と11月に種目別研修を実施しております。

 

   10月3日に種目別研修会 「ボッチャ」は修了しました。

   

 

今まで開催された研修

第39回 救急救命研修会」 平成27年5月16日

講 師:早坂 健氏(横浜市港北消防署小机消防出張所長)松原氏・石田氏(横浜市港北消防署予防課)
参加者:27名
 前半はDVDを見ながら救急車が到着するまでの約8分に、初期救命処置により助かる確率があがるということを知りましした。後半の実技では、実際に胸骨圧迫やAEDを使っての救急救命法を学びました。
傷病者を確認したときの手順を確認しました。
1:周囲の状況確認
2:反応の確認(寝ている場合もあるので、3回声掛けをする)
3:周囲の人に助けを求める(119番をする人、AEDを持って来る人等)                  4:呼吸の確認(胸とおなかの動きを10秒間確認する)
5:胸骨圧迫開始(胸の真ん中に手のひらの付け根を添えて地面に垂直に押す)1分間に100回の
  ペース(水戸黄門のテーマーソングのテンポ)、『強く』『早く』『絶え間なく』がポイント
6:人工呼吸(鼻を天井に向けるようにして気道を確保して2回行う。人工呼吸は出血・吐瀉物などで、できない場合は無理に行わなくてもよい。行うときは、胸骨圧迫30回に対して2回)
7:AEDを使う(電源を入れると音声ガイドが指示してくれるのでその通り操作していく。電極パットは書いてある絵の通り貼り付ける、この間も胸骨圧迫は続ける。AEDが心電図を測定しはじめたら胸骨圧迫は中断する)

 こうした一連の作業を体験するため3グループに分かれ、胸骨圧迫をする人、AEDを持ってきて装着する人、救急車を呼ぶ人をすべて体験しました。最後に救急車が到着するまでの約8分間この作業を続けてみましたが、いかに長いかということを実感しました。
 参加者に感想をお聞きしても有意義な研修だったとの意見が多かったようです。

第38回 卓球研修  平成26年11月29日

 講師:横浜ドリーマー車椅子卓球クラブペガサス 川久保 真一氏・鈴木 慎也氏
  ラポール卓友会 石河恵美氏・中野真紀子氏・四方堂哲雄氏 佐々木千鶴氏、柾谷はつ子氏
参加者:27名                                             参加者は、順番に、用意された車椅子を使用して、実際の車椅子卓球を経験しました。最初は慣れない様子の参加者も、時間がたつにつれてラリーが続くようになりました。                        立位の卓球は、比較的健常者の卓球に近いためか、参加者も積極的に実技に参加し、卓球自体を楽しんで受講していました。   


第37回 S&Cとストレッチングについて 平成26年5月24日

講 師:横浜市障害者スポーツ文化センター横浜ラポール スポーツ指導員 渡辺 清氏
参加者:24名
今回のテーマは、障害者スポーツの種目でなく、すべてのスポーツに共通するストレッチングです。
講師によると、最近では、力を示すストレングス、体調の調整を意味するコンディショニングにストレッチングを加えて総合的にとらえる方向に変わってきているそうです。
研修の最初は、教室で基本的な技術の講義があり、その後、メインアリーナに場所を移して、実技に入りました。講師のキャラクターを反映して、優しく、分かりやすい説明が行われ、全員が講師の指示に従って、体を動かしました。                                                 今回は健常者向けのプログラムでしたが、障害者向けのS&Cストレッチングも計画してほしいとの要望も出ました。

第36回 車椅子バスケットボール  平成25年11月23日

講 師:伊藤 俊之氏 (横浜市障害者スポーツ文化センター横浜ラポール 指導員)             今回は障害レベル(クラス分け)と車椅子の選定方法というテーマに絞った研修会でした。         講義では、車椅子バスケットボールの歴史、ルールなどがまず紹介されました。パラリンピック東京大会で普及活動が行われるようになってからの幾つかの転機とプレーヤーの障害の枠が広がった事などで、車椅子の改良に繋がってきている事の説明を受を受けました。                                 実技では、講義を踏まえて既存の車椅子を使って、使う人の障害にあった車椅子にするにはどのような工夫や配慮が必要かを解説して貰いました。サポーター・ストラップの使用方法、褥瘡への配慮、車椅子の金具の出っ張り、服装(ジーパンの縫い目)、最近の運動状況にも注意払うようにとの事でした。その後、受講者各自が、車椅子を選び体に合わせた所で、一人ずつアドバイスを貰いました。
 実技の後半は、横浜ドリーマーをはじめ車椅子バスケットの選手の皆さんに模範演技をしていただき、参加者有志が交流試合に臨みました。